2020.07.23 【電波時評】望まれる災害に強い通信網

 多くの人命が奪われた九州の記録的な豪雨。球磨川の氾濫で被害が広がる中で、携帯電話がつながりにくかったり、防災無線が聞こえないなどの通信障害が起きた。

 第5世代高速通信規格5Gサービスが始まったが、5Gは4G(LTE)に比べ、通信速度は20倍、遅延は10分の1で送受信ができる。同時接続数も10倍で、回線利用集中にも強い仕様だ。日本の5G用電波はマイクロ波の3.7ギガヘルツ帯と4.5ギガヘルツ帯、28ギガヘルツ帯が割り当てられて...  (つづく)