2020.08.13 サービスとスマホ5万台提供富士通が日本生命営業職員向け
富士通のスマホ「ARROWS M359」
富士通は、日本生命に全国の営業職員のお客対応などを高度化するサービスを開発、スマートフォン約5万台と合わせて提供した。日本生命では、新たに導入の富士通コネクテッドテクノロジーズ製の法人向けスマホ「ARROWS M359」と、実装されている各種サービスを活用し、お客対応の高度化と外出先での業務効率化、また働き方改革を推進する。
スマホから利用できるサービスとして、社内への問い合わせ内容を自動回答するチャットボットサービス、空き時間を有効活用してスキルアップを図る教育サービス、スケジュール管理や情報共有を行う営業支援アプリケーションなどを提供していく。
これまで、日本生命の営業職員は主にタブレット端末を活用して契約業務などを実施してきた。今回さらにスマホを活用し、日々の営業活動の高度化と業務効率化、時間や場所に制約されない働き方を実現できる。営業職員が社内へ問い合わせる確認事項について、チャットボットサービスで自動回答する。
富士通のチャットボットサービス「CHORDSHIP(コードシップ) powered by Zinrai」は、対話制御(ルールベース)による絞り込みとマシンラーニング(機械学習)を組み合わせたハイブリッドAI(人工知能)として、既存のFAQデータを活用し、少ない教師データでも高い正答率を実現するのが特徴。
チューニングポイントをブラックボックス化せずに確認できるため、日本生命側でAIによる回答内容などをコントロールできる。チューニングには特別なプログラミング技術を必要とせず、直感的な操作で設定ができる。新商品や新制度にも素早く対応でき、営業職員の業務効率化が図れる。
ARROWS M359は、営業向けスマホとして、手荒に扱われることも多い業務現場で安心して利用できるよう防水性能や防じん性能を強化している。