2020.09.01 【防災の日特集】ホタルクスLEDベース照明「防災用Nuシリーズ」

LEDベース照明「防災用Nuシリーズ」

最大10時間、非常点灯

 ホタルクスは、停電時に最大10時間にわたって非常点灯できるLEDベース照明「防災用Nuシリーズ」で、工場での導入を目指した提案活動を強化していく。

 防災用Nuシリーズは、突然の停電時にも安全・安心のあかりを提供するNuシリーズとして開発した。地震や豪雨災害が多発する昨今、防災意識の高まりから災害発生時の長時間の停電に備え、発電・蓄電システムを導入する地方自治体や企業が増えている。

 防災用Nuシリーズは、建築基準法で定められた非常灯の点灯時間である30分を、災害時における長時間の停電を想定して最大10時間点灯できるようにしたLED照明。蓄電池には、高性能で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。停電時は通常時の約10分の1の明るさで、最大10時間点灯することができる。

 停電検知送信機により、常時給電されている電源コンセントの電圧状況を監視。使用者による壁スイッチでの照明操作と停電を自動で判別して検知する。通常時は一般照明と変わりのない使用感で、停電時には速やかに非常点灯を開始する。

 ペアリング設定によって、停電後10時間はAパターンに配列した防災用Nuを点灯し、Aパターンが点灯しなくなったらBパターンに配列した防災用Nuを点灯する、といった運用も可能となっている。ペアアリング数に応じて停電検知送信機が必要だが、そうすることで最長20時間のあかりを確保することもできる。

 停電時の日中など、あかりを必要としない状況では停電検知送信機のスイッチ操作で消灯・点灯を制御できる。蓄電池の使用量を抑えることで、夜間の停電に備えることが可能だ。

 一般タイプのNuシリーズのユーザーは、光源ユニットが既設品と同じ取り付け・給電構造であるため、専用の電気工事を必要とせずに光源ユニットを交換するだけで済む。