2020.09.02 【抵抗器特集】帝国通信工業可変抵抗器で抵抗式センサーに注力
帝国通信工業は、抵抗器技術をベースにした操作部パーツに加えて、センシングデバイスというキーワードを強く意識した事業を展開している。
可変抵抗器、半固定抵抗器、固定抵抗器といった個別抵抗器では高付加価値化戦略を強化する。
中でも、可変抵抗器では抵抗式センサーに注力。ゲームやラジコン、ドローン、レンズなどの各種位置検出用途にロータリ、スライド、カーブといった抵抗式センサーをラインアップした。
ロータリタイプは、成形樹脂基板とすることにより、従来品と比較して直線性のさらなる高精度化と耐リフロー性の向上を図った。
スライドタイプには、薄型で軽やかな摺動フィーリングで素早い応答性の32ミリメートルストローク型をはじめ、リニアセンサーとして最適な8ミリメートルストローク型、さらに長寿命で操作性に優れた軽トルク仕様の9ミリメートルストローク型などを用意。
固定抵抗器は、パワー回路向けに品ぞろえを充実させた。
酸化金属皮膜抵抗器、電流検出用を含めたセメント充填抵抗器、金属皮膜タイプのヒューズ抵抗器、巻線抵抗と温度ヒューズを一体化した温度ヒューズ抵抗器などを製造、販売する。