2020.09.02 【抵抗器特集】ツバメ無線医療用ジョイスティック9月発売
ツバメ無線は高い品質と技術力を強みとする可変抵抗器メーカーだ。小型、薄型製品を得意とし、ジョイスティックやスリップリング事業も展開。産業機器やセキュリティ、医療など幅広い分野に採用されている。
昨年、創業90周年を迎えた同社は長い歴史の中で培ったノウハウと技術が顧客から高い評価を得ている。
今年は新型コロナウイルスの問題もあり、市場全体は低調に推移しているものの、大きな影響もなくビジネスを進めている。特にジョイスティックは「TX-13」および「TX-26」の高い品質が好評で、国内外からの受注が昨年比2倍となった。医療機器用の3次元ジョイスティックは新製品として9月に発売予定。大手医療機器メーカーの支援も受け、女性が長時間使用しても手指が疲れない構造を実現した。
スリップリングは静止体から回転体に対し、電力と電気信号を伝達できる回転コネクタ。高周波用の要望により、1・5ギガヘルツ同軸コネクタ付きとして「SRG-35-7G/1.5GSDI」、3ギガヘルツ同軸コネクタ付きとして「SRG-42-8CL/3GSDI」を発売。4K用は前橋市の助成金制度で開発され、特許を出願している。