キングレコードの丘みどりが20日、ライブハウス「新宿BLAZE」で「丘みどり2020配信LIVE Vol.2 ～秋麗（あきうらら）～【Streaming＋】」を行った。生配信ライブは、丘の誕生日の7月26日以来、2回目となる。

　丘は、「秋の夜長を丘みどりの歌でしっとりと楽しんでいただけたらと思います」とファンへあいさつ。これまでのコンサートで、「演魅（えんび）」と題し、「演」じて「魅」せる演出を取り入れてきた丘。今回のライブの見せ場として、「紅涙（こうるい）のエレジー」と題した新作の演魅を見せた。舞台上の丘を囲むように3枚の鏡が立てられ、「シルエット・ロマンス」など、女性の悲しみや涙をテーマした曲をドレス姿で熱唱。歌いながら、鏡に口紅で「さよなら」などの文字を書くなど、芝居と歌が融合した情熱的なパフォーマンスを披露した。「難破船」の歌唱中、感極まって涙を流す場面もあった。

　配信ならではの試みとして、最前列から見ているような感覚を味わってもらいたいと、超至近距離からカメラで撮影するなど、視聴者を楽しませた。
丘は、「15周年の今年、本当はたくさんコンサートをする予定でしたが、それが全部なくなってしまい、それでも私のことを忘れずに応援してくださる皆さんに、心からの感謝の気持ちを伝えたい」とファンへ呼びかけ、「また、直接コンサートでお会いできる日を楽しみにしております」と笑顔で締めくくった。

　約90分にわたり「丘みどり 15周年ベストアルバム」（10月7日発売）収録曲を中心に、全13曲を披露した。