2020.09.24 【コンデンサ特集】ルビコン導電性高分子アルミ固体電解コン、ハイブリッド型拡販

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサハイブリッドタイプ「PZ-CAP」

 ルビコンは、製品ラインアップを拡充した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサのハイブリッドタイプ「PZ-CAP」を自動車、5Gなどの成長分野に拡販を推進している。

 PZ-CAPは非固体アルミ電解コンデンサの開発、製造ノウハウを生かしながら、独自のポリマー技術を応用することで従来よりも高耐圧を可能とした巻回形の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ。同社は、年々ラインアップの拡充を進め現在では面実装タイプとリード線タイプを合わせて16シリーズをラインアップしている。

 定格電圧は25-80V、静電容量は10-820μF、最高使用温度は105、125、135、150度の4種類、サイズはΦ6.3×6.1-Φ10×20ミリメートルと非常に広範囲の仕様を標準化し、従来の電解コンデンサで実現できなかった耐久性、許容リプル電流性能を持つハイブリッドタイプは、CASEで電装化が進む車載用途だけではなく、5G通信関連、モーター制御、充電器など様々な機器/回路へ提案できる。

 また、同社の導電性高分子ハイブリッドタイプは、低温から高温度の広範囲でESR特性が安定し、長寿命耐久性能、リプル耐久性能に特に優れ、低温特性、インピーダンス特性も優れていることにより、特定の周波数帯域においてはセラミックコンデンサから置き換えして使用することも可能できる。従来のアルミ電解コンデンサの領域を超えた回路部位に採用も可能。