2020.09.28 【汎用インバータ特集】東芝産業機器システムVF-AS3Jシリーズ、用途ごとに専用機能
新型高機能インバータ「VF-AS3J」
東芝産業機器システムは、東芝グループの一員として、産業分野全般にわたる産業用モーターや汎用インバータといった高効率/省エネ機器・システムの品ぞろえを充実させている。
東芝汎用インバータ「TOSVERT VFシリーズ」は、高機能、ファン・ポンプ用、多機能・小型、簡単・小型など、様々な用途に適用できる豊富なラインアップを有し、多様なニーズに対応している。
昨年10月に発売した新型高機能インバータ「VF-AS3J」シリーズが新たに加わり、さらに用途適用が充実し、販売が強化されている。
VF-AS3Jシリーズは、ファン・ポンプ、コンプレッサ、搬送・昇降機械、金属加工機械、繊維・ライン機械などの産業機器・システム向けに機械用途ごとに専用機能を搭載し、設定・調整を簡単にしたことで、各種機械を最適に制御することができる。
また、インバータ本体に新たに「USB Type-C」コネクタを標準で内蔵し、PCと直接接続することで運転、パラメータ設定、モニタリングが行える。
ネットワークが接続されていない状態でもインバータ本体内蔵の大容量メモリーに各種内部データを保存でき、専用ツールで分析してインバータのトラブルシューティングや機械装置の故障予知などのメンテナンスに活用できる。
さらに、イーサネットオプションでWebサーバー機能を内蔵し、PC、タブレット、スマートフォンから標準のブラウザで簡単に接続して運転状態のモニタリング、パラメータ設定ができる。
各種センサーとの組み合わせによってIoT、サイバーフィジカルシステム対応をサポートする。加えて、LCD操作パネルオプションを使用することでカレンダー機能、タイムスタンプ、「QRコード」にも対応し、スケジュール運転、稼働状況の分析やトラブルシューティングなども容易になる。
これらVF-AS3Jの新機能を活用することで、モータードライブ装置の総合監視・遠隔監視が可能となり、稼働効率向上や予防保全など、製造現場における運用コストのさらなる改善を提案できる。
VF-AS3Jは、従来機種の高機能型「VF-AS1」との取り付けサイズ互換や制御端子台の端子互換、パラメータ編集・変換が容易なため、置き換えが簡単に行える。