2020.10.19 ABBが高精度ロボットを納入シンガポールの自動実験室システムに
高精度ロボットを納入
ABBは、シンガポールの全国的なCOVID-19検査能力強化に向けた自動実験室システム「RAVE(Rapid Automated Volume Enhancer)」に高精度ロボットを納入した。
自動実験室システムは、通常サンプル処理に必要な手作業を自動化するもので、2セットのRAVEと関連機器は、1日に約4000サンプルの処理能力を発揮する。また検体汚染や実験室の検査員の感染リスクを軽減する。
このプロジェクトは、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)の再製造技術開発センター(ARTC)と、シンガポール製造技術研究所(SIMTech)、およびA*STARが主催する国家的なプラットフォームである診断開発部門ハブとの共同開発によるもの。
ABBは、パイロットテストセルで使用されるシミュレーションと、プログラミングのサポートを含め高精度ロボット「IRB 910 SCARAユニット」を4台供給。その後、14台のロボットユニットを追加受注している。