政府は、令和2年秋の褒章受章者を発表した。各府省などから推薦を受け、内閣府が慎重かつ厳正な審査を行い、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章および藍綬褒章の受章者を選考。10月23日の閣議で受章者802人を決定した。

　内訳は男性616人、女性159人と27団体。受章者総数（団体を除く）に占める女性の割合は20.5％となった。

　紅綬褒章は自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人、緑綬褒章は長年にわたり社会に奉仕する活動（ボランティア活動）に従事し、顕著な実績を挙げた人、黄綬褒章は農業、商業、工業の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する人、紫綬褒章は科学技術分野における発明・発見や、学術、芸術およびスポーツ・芸術文化分野で優れた業績を挙げた人、藍綬褒章は産業の振興、社会福祉の増進に優れた業績を挙げた人や公共の事務に尽力した人を対象としている。

　業界関係の受章者は次の通り。

　▽黄綬褒章

　染谷浩子（51）現日本電気システムプラットフォーム研究所勤務＝茨城

　古橋俊徳（57）現日立インダストリアルプロダクツ電機システム事業部パワーエレクトロニクス本部パワーエレクトロニクス生産統括部パワーエレクトロニクス管理グループグローバル技術管理係主任＝茨城

　黒崎敦男（59）現ミツトヨ宇都宮事業所設備技術部保全課勤務＝栃木

　江口吉勝（59）現日立オートモティブシステムズ工機製作部第一製作課主任＝神奈川

　矢島悟（60）現東洋電機製造横浜製作所生産技術課課員＝神奈川

　今井豊（60）現長野オリンパス製造3部組立革新チーム課長＝長野

　黒木房雄（68）現ヤマザキマザックマニュファクチャリングいなべ製作所総務課勤務＝三重

　▽藍綬褒章

　桑波田景信（64）元日本音楽出版社協会会長＝東京。