2020.11.06 【ヘッドホン&イヤホン特集】オーディオテクニカバランスヘッドホンアンプ
AT-BHA100(右)とAT-DAC100
オーディオテクニカはイヤホン/ヘッドホン関連の新製品を続々と発売している。
完全ワイヤレスイヤホンでは〝ATH-SQ1TW〟(市場想定価格9000円前後)を10月16日に発売。今月13日には、スポーツ仕様の〝ATH-SPORT5TW〟(同1万5000円前後)、音にこだわり、スマホの通話品質も向上させた〝ATH-CKR-70TW〟(同2万円前後)を発売する。
ATH-CKR-70TWの収納ケースは、マグネットによりイヤホン部が着実に収納できる。専用アプリは5chのイコライザ機能を搭載し、ノイズキャンセルと周辺音を確認できる〝ヒアスルー〟機能も用意。
バランスヘッドホンアンプでは、真空管と半導体のハイブリッドアンプ部〝AT-BHA100〟(同12万円前後)と、D/Aコンバータ部〝AT-DAC100〟(同8万5000円前後)を10月19日に発売した。
製品コンセプトはハイレゾなど高解像度のデジタル音源をバランス接続のHi-Fiヘッドホンで、存分に聴くための製品。
デスクトップで使えるコンパクトなサイズながら、DSDなどの高品位フォーマットの再生に対応し、音源に収録された細やかなディテールまで再現できる。特に同社の〝ATH-ADX5000〟〝ATH-AWシリーズ〟〝ATH-MSR7b〟と「最高のマッチングでお楽しみいただける」と同社。
回路・音質設計は同社ヘッドホンアンプ〝AT-HA5050〟〝AT-HA22TUBE〟で培った技術を発展させ、美しく温かい音調に磨きをかけている。プリ段の真空管はJJ ELECTRONIC社の「ECC83S」、オペアンプはNJR社の高級オペアンプ「MUSES8820」を採用。ケミコンはニチコン社製を用いている。電源には1万μFを4ch独立搭載。
フィルムコンはWIMA社製と神栄キャパシタ社製を採用しており、真空感のヒーターの光を活用したデザインフォルムと合わせてマニア垂ぜんの製品に仕上がっている。