2020.11.18 【Inter BEE特集】営電全世界デジタル・アナログ放送方式対応をテーマ
ISDB-S3(高度化BS)信号発生器「3260A」
営電は「全世界デジタル・アナログ放送方式対応」をテーマに、新4K8K衛星放送関連対応装置、米国次世代放送デジタル規格(ATSC3.0)対応装置や、TV/FM放送関連装置、RFキャプチャ&プレヤー、地上放送高度化試作装置のほか、近々リリース予定製品など多彩な製品を出展する。
新4K8K衛星放送に対応し、東京五輪にも向けて生産が本格しているテレビなどの受信機、チューナなどの開発・生産に必要不可欠な製品として、ARIB STD-B44 2.1版に準拠し、ストリーム再生部、フレーム構成・符号化変調部、アップコンバータ部を1筐体で実現した「ISDB-S3(高度化BS)信号発生器:3260A」、そして1台でTLVストリーム生成とMMT/TLVストリームの解析や受信機能もオプション搭載可能な「MMT・TLVステーション」、そしてISDB-S3対応BER測定器、8K対応動画コンテンツを展示。
同じくTV開発・生産用製品であるDTVマルチシステム信号発生器や、超小型RFキャプチャ&プレヤー、世界初の1筐体で4系統のRF信号を記録/再生が可能な4ダイバー対応RFキャプチャ&プレヤーも展示する予定。
送信機のC/N・BER・中心周波数・伝送遅延時間などを監視・測定するQuality MonitorⅡといったTV放送局向け製品も紹介していく。
FM放送局向け製品としては、FM直線検波器とステレオ復調器/変調器を1筐体で実現し、自動測定用PCアプリケーションやIF(10.7メガヘルツ)入出力オプション搭載可能で、FM送信機の各種特性が測定可能なFMラジオモニター/アナライザを好評につき、昨年に引き続き出展する。
そして、数年後に実現予定の「地上4K・8K放送(地上放送高度化試作装置)」関連装置も、同時展示していく。
また、リリース予定の新型RFキャプチャ&プレヤー、新型ストリーマ(MMT/TLV/TS)、そして10月22日の「電子情報通信学会」において論文発表も行われた「新折返型広帯域アンテナ(380メガ-42ギガヘルツ対応)」や広帯域プリアンプ(100キロ-6ギガヘルツ)を参考出展する。