2021.01.05 【家電販社トップ 21年営業戦略】東芝コンシューママーケティング中四国支社 鹿庭 康司支社長

鹿庭 支社長

 東芝コンシューママーケティング中四国支社の鹿庭康司支社長に昨年を振り返ってもらうとともに、2021年の見通しと営業戦略を聞いた。

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 新年明けましておめでとうございます。この1月から中四国支社長として着任いたしました鹿庭(かにわ)と申します。コロナ禍の大変な時代ではありますが、皆さまと一緒になって精いっぱい頑張る所存ですので、よろしくお願いいたします。

 2020年は、当社としてもニューノーマル(新しい日常)への対応を目指して、様々なチャレンジをした年でした。計画以上に成果の大きかった施策もあれば、いまひとつ成果につながらなかった施策もありましたが、この経験を生かした上で2021年は、さらなる拡大に向けて挑戦してまいります。

オンラインで商品勉強会

 まず当社の営業活動については従業員とその家族、またお得意さまの安全確保を最優先に、新型コロナの感染拡大防止対策に万全を期す所存です。そういった状況下でもオンラインや動画配信を積極的に活用し、情報提供量は増加させていきます。東芝ストアーさま向けのオンライン活用として、Zoom会議で毎月月初に「情報連絡会」、中旬には「商品勉強会」を2回、そして3カ月に1回の「サービス技術講習会」を実施していきます。いずれも当初は60店前後だった参加店も改善を重ねた結果、最近では毎回100店を超える販売店さまにご参加いただいております。

 また、コロナ前の集合形式と比較しても、オンラインは店を閉めることなく従事者全ての方が参加できるというメリットにより、参加人数は大幅に増加しています。今年は常に150店以上の販売店さまにご参加いただくことを目標として、さらに改善を図っていきます。

 動画配信はQRコードを活用し、販売店さま向けとお客さま向けに提案していきます。例えば販売店さま向けには、新商品発売時に事業部の技術担当者が説明する動画に加え、実演士を活用した「スゴ売りトーク」の動画を作成。QRコード付き小冊子にして配布することで、いつでも簡単に勉強していただけるようにします。またお客さま向けにも、動画を作成してQRコード付きのPOPとチラシを作成。お客さまがQRコードを読み込むと動画を視聴でき、安心して新商品を知ることができるようにします。

お困りごと相談チラシ 商圏全体へ配布

 東芝ストアーさまの年明けの営業活動は、コロナ禍で面談が難しくなっていることからポスティングチラシを準備。一方通行となるだけに、お客さまからお店に電話をかけていただきやすいよう紙面も文字も大きくするなど改善した「お困りごと相談チラシ」にしていますので、既存客だけでなく新規客づくりのために、商圏全体へ配布していただく提案をしています。

積極的な施策で成長

 春から夏のイベントは、新型コロナの感染状況によって判断を行うことになりますが「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」までを視野に入れ、お客さまの生活がどう変わるか動向を注視しつつ前向きで積極的な施策で成長につなげる所存です。(広島)