2021.01.20 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン 見どころ/事業戦略アロン社〈リアル&バーチャル〉
エッチングと拡散接合技術を応用した微細金属加工製品
エッチングと拡散接合応用微細な金属加工製品提供
アロン社はエッチングと拡散接合を応用した微細な金属加工技術による製品を提供しており、一気通貫技術を備えているのが特徴。
「ネプコンジャパン」では、3方向貫通ブロックや多段形状凹凸盤、内部流路フィン付きヒートシンクなどの新技術・新製品を紹介する。
拡散接合は真空中で融点以下の温度により加熱、加圧し原子の移動(拡散)によって接合する技術。接着剤などを一切用いず、また材料を溶解させることもなく、熱圧着やロウ付けなどに比べて接合強度が強く、耐熱性にも優れる。
新たに開発したのはX・Y・Z軸3方向全ての孔が連結(または独立)した構造の多孔質製品や多段な凹部と凸部を備えた積層製品はじめ内部に流路を備えたフィン付きヒートシンクなどがある。
多孔質ブロックは、3方向の孔の軸が全くズレない構造が同社独自の技術になる。多段形状の凹凸盤は自由設計が可能で、多段な凸部と多段な凹部を一つの製品内に設けることも可能。内部流路フィン付きヒートシンクは、水冷・空冷のいずれにも対応可能。
極小部品の積層加工にも取り組んでいる。例えば1ミリ角のエッチング製品を多層化。また、メッシュ形状にエッチングされたシートを、数千枚積層できる技術など、最高難度の拡散接合技術を実用化している。