2021.02.02 【コネクタ特集】ケル高速伝送対応品の拡充に力
ケルは、コネクタ事業では、フローティング、圧着・防水、高速伝送などをキーワードとした新製品開発やバリエーション拡充に力を注ぐ。特に高速伝送対応製品の拡充に努め、5G時代のニーズに対応していく。
フローティングコネクタは、0.5ミリピッチ「DTシリーズ」の新バリエーションとして、スタック高さ25ミリメートルタイプを20年から販売開始した。XY方向にプラスマイナス1.0ミリメートルのフローティング量を確保。8ギガbps相当の高速シリアル伝送が可能な製品。
0.4ミリピッチフローティングコネクタ「DUシリーズ」は、低背(スタック高さ5ミリメートル)、高耐熱(プラス105度対応)のバリエーションを追加した。
DUシリーズは、フローティング量はXY方向にプラスマイナス0.4ミリメートルを確保。接続方式は垂直に加えてスタック接続に対応している。
高速伝送対応0.4ミリピッチフローティングコネクタ「DUSシリーズ」も開発中。スタック高さ3ミリメートル。フローティング量はXY方向プラスマイナス0.4ミリメートル可動。16ギガbpsの高速シリアル伝送が可能。さらに、Z方向にも可動する製品なども開発中。32ギガbps対応品開発も構想している。
産業機器向け防水コネクタは、第2弾製品の2.0ミリピッチIP67対応小型防水コネクタ(中継タイプ)「FWSシリーズ」を3月に販売開始の予定。
高速伝送対応では、第5世代高速通信規格5Gなどをターゲットに最大32ギガbpsの高速差動伝送対応0.55ミリピッチ高性能同軸ハーネス「TSLシリーズ」を販売開始した。