2021.02.02 【コネクタ特集】サムテックジャパン次世代ハイスピードコネクタなど旗艦製品に位置づけ
サムテックジャパンは、米SAMTEC社の日本法人。同社が重視するのは①カスタマーサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。ビショップのCSランキングで1位を多数獲得している。
20年度(12月期)売上高は、通信関連の新規需要獲得や医療関連が業績をけん引し、SAMTECグローバル、日本法人ともに前年比約7%の増収を確保した。グローバル各工場のオペレーションも順調だった。
21年度は通信業界や半導体業界向けに、高周波ケーブルアセンブリや高速バックプレーンコネクタ、架橋配線可能な光コネクタ「FAREFLY」などのビジネスを拡大する計画。
特に次世代ハイスピードコネクタ「NovaRay(ノバレ)シリーズ」やアクセラレート「HPシリーズ」を次世代フラグシップ製品に位置付け、積極的なデザイン活動に努める。
高速バックプレーンコネクタは、ケーブルバージョンの「ExaMax CABLE」(112ギガbps PAM4対応)などが好調に増加している。
NovaRayは、超高密度でチャネル当たり112ギガbps PAM4のパフォーマンスを備えた、0.8ミリピッチ千鳥配列で2列・3列・4列をそろえたBGAコネクタ。
1バンク当たり最大16ペアのピン配列。面積当たり換算で最大の伝送レートを流せる基板対基板コネクタ。基板間高さ7ミリメートル品をリリース済み。順次バリエーションを拡充する。
HPシリーズは、PICMGが策定している産業機器系組込みモジュールの次世代規格「COM-HP」に400極品が標準採用された。