2021.02.19 【インバータ特集】スミダコーポレーション巻線技術応用製品、車載向けのラインアップ拡充

磁気結合型リアクトル

 スミダコーポレーションは、成長戦略として、車載、インダストリ、コンシューマの3分野での事業展開を強化。その中で、インバータ関連への取り組みを推進している。

 インバータ向け製品は、トランス、リアクトル、パワーインダクタ、チョークコイル、電流センサーなど巻線技術を応用した製品。特にxEⅤ化を踏まえ、車載インバータ向けのラインアップを拡充している。

 トランスは、インバータをはじめとする電源のスイッチング素子の技術動向を踏まえた製品戦略を推進。IGBT駆動用絶縁トランスの新製品を相次ぎ開発している。代表的なものは、10.5×8.5×11.5ミリメートルで電力容量2.4W(200キロヘルツ)の「CEEH911」、11.0×9.0×11.5ミリメートルで同2.0W(200キロヘルツ)の「CEEH1011B」、20.3×25.8×10.0ミリメートルで同4.0W(100キロヘルツ)の「CEEH199」など。

 リアクトルは、二つのコイルを独自の磁気構造で結合させ、小型化した磁気結合型リアクトルを提案。インターリーブ方式用としてコア材料や構造を最適化し、機器、装置の小型化に貢献する。

 パワーインダクタは、150度対応の品ぞろえ。AEC-Q200の車載信頼性試験準拠。小型、薄型かつ大電流に対応する。