2021.02.24 【複合機&プリンタソリューション特集】富士ゼロックスアペオスポートシリーズが好調、操作性・利便性向上
ApeosPort C7070
富士ゼロックスは、デジタルカラー複合機「ApeosPort(アペオスポート)」シリーズが好調だ。昨年8月にさらに機能を進化させ、操作性・利便性の向上とセキュリティ強化により、一人一人の働き方を支援する「ApeosPort/ApeosPort-Ⅶ/ApeosPort Print」シリーズ9商品・22機種を発売し、売上げを伸ばしている。
「コロナ禍でテレワークが拡大する中で、コミュニケーションのニーズを高める電子化にニーズが高まっている。ApeosPortは、ファクスやWebなど送る方法の多様化、個人ごとの登録など一人一人の操作性や利便性の向上、高いセキュリティ機能が評価されている」と古賀優統合プロダクトマーケティンググループマネージャーは話している。
直観的な操作ができ、共通の操作画面のみならず、個人認証後の操作画面もカスタマイズできるため、一人一人の操作性・利便性を向上させた。
セキュリティでは、米国セキュリティ基準「NIST」で日本企業としては初めての最高評価「AAA(トリプルA)」を取得している。また、業務効率化やセキュリティ機能などが評価され、J・D・パワー2020年カラー複合機顧客満足度調査で第1位の評価を受けた。
コロナ禍で拡大、定着化する在宅勤務、テレワークに対応したソリューションを強化している。
販売戦略推進部販売促進室の宮山晶一室長は、「厳しい市場環境もだいぶ戻りつつある。まだ大手企業は厳しい状況が続くが、中小企業や地方はほぼ昨年並みに回復してきた。当社は、いつでも、どこでも働ける環境、DXやセキュリティでのお困り事に対する解決策の提案を強化している」と話す。
テレワークに関する環境整備、Web会議システムなどに加え、「電子契約、ITインフラ/セキュリティ関連をさらに強化していく」と同販売促進室の佐久間亮グループ長は強調する。
テレワークの需要に伴い、セキュアに社内にアクセスする仕組みが求められている。beatリモートアクセスの契約件数は、前年同期比の8倍に達している。
在宅をしていても、会社に出社してファックス受信文書の対応が可能なペーパーレスファクス、社内だけでなく外出先でも、自宅近くのコンビニでもプリントできるネットプリントfor businessも好評だ。プリントボリュームは前年比10倍と大きく伸長している。
今後、特に注力していく電子契約では、電子署名クラウドサービス(DocuSign)、オフィスあんしんオンラインオフィススイート(AdobeSign)、紙と印鑑をクラウドに置き換え、契約作業をPCだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」の三つのサービスに注力、受注が急増している。
CocoDeskは、コロナ感染対策として個室の需要が急増しており、設置台数は60台(2月現在)、1月の登録数は、昨年4月の緊急事態宣言前と比較して、15倍と大幅に増加している。