2021.03.04 【業務用無線特集】アルインコヘッドセット型トランシーバ

ヘッドセット型特定小電力トランシーバ「DJ-PHM20」

4者間同時通話に対応

 アルインコは、ヘルメットや作業帽に装着できるヘッドセット型特定小電力トランシーバ「DJ-PHM20」(オープン価格)を昨年11月に発売した。装着感が安定し、同時通話は2、3、4者間に対応。現場での作業効率を高めるツールとして提案する。

 新製品は以前に発売していたヘルメット直付けヘッドセット型「DJ-PHM10」を進化させた。ヘルメットへの取り付けはゴムベルトを採用。イヤホンマイクケーブルを引っ掛けることで起こり得る危険を解消する。

 大きな特徴は同時通話で2者間、3者間、4者間に対応していること。特定無線の全47chを実装し交互・中継・連結中継に対応。2、3者間はもちろん、最長100メートル四方間隔程度の範囲で、お互いが10メートル以上離れているなど条件がそろえば4者間通話も可能となる。

 外付け式の大容量バッテリパックを採用。2200mAhのリチウムイオンバッテリで交互・中継通話約50時間、連結中継36時間、同時通話11時間、3・4者間同時通話でも8時間の通話時間を実現。外付け式のため充電の電源がないところでもスペアに取り換え可能だ。

 ほか、本体部は耐じん・耐暴噴流相当のIP66をクリア。免許や資格も不要。建設現場、ドローン作業、物流現場、工場での利用シーンを想定する。