2021.03.08 三菱電機のACサーボモーター優秀省エネ機器・システム表彰受賞
ACサーボモーター「HKシリーズ」
三菱電機は、日本機械工業連合会(日機連)が主催する令和2年度「優秀省エネ機器・システム表彰」において、ACサーボモーター「HKシリーズ」が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞した。
この表彰制度は、日機連が優秀な省エネルギー機器を開発、実用化してエネルギーの効率的利用の推進に貢献していると認められる企業、団体などを表彰することで優秀な省エネルギー機器の普及を図るとともに、省エネルギー機器の開発促進を目的に毎年行っている。
サーボモーターは、生産現場で取り組みが加速するスマートファクトリー化において重要な役割を担い、さらなる技術向上と適用拡大が期待されている。
同社のACサーボモーターHKシリーズは、主要材料(磁石、銅、鉄)の使用量を従来比で20-60%程度削減し、レアアースを含む金属類の省資源化を実現した。26ビットの高分解能バッテリレス絶対位置エンコーダの標準搭載で、バッテリの交換作業や在庫管理を不要とし、顧客のメンテナンスコストを削減する。電源・エンコーダ複合ワンタッチロックコネクタを採用し、配線コストも削減。
サーボアンプとの組み合わせ拡充による最大トルクアップと、電源電圧がAC200VとAC400Vの両方に対応するワイドレンジモーター駆動により、一つのモーターで複数のトルク特性を実現し、最適なモーターで幅広い製造装置の構築を可能にした。
同社は同表彰で、設備用パッケージエアコン「ファシレアDD」とR290対応多用途冷却装置用凝縮器ユニット「MJA形」が「日本機械工業連合会会長賞」も受賞している。