2021.04.23 広視野で高解像度、高速撮影、高感度、無収差 理研などの研究グループが「2光子顕微鏡」脳の広域活動を観測
左から倍率10倍の従来の対物レンズ、新型の巨大対物レンズ。新型チューブレンズ、新型スキャンレンズ
理化学研究所(埼玉県和光市)などの共同研究グループは、顕微鏡に必要な広視野、高解像度、高速撮影、高感度、無収差を同時に満たす世界初の「2光子顕微鏡」を開発した。
これにより、脳の広域ネットワーク活動を観察できることから、大脳新皮質の動作原理の解明に貢献し、免疫、がん、植物などさまざまな生物分野での利用が期待できる。
研究グループは直径84ミリメートルの無収差対物レンズや大口径・高感度・高出力光検出器など... (つづく)