スペックは、音質を追求したDAコンバーター「RMP-DAC1」を5月下旬に発売する。価格（税込み）は35万2000円。

　DACにはSNR 128デシベルの性能を誇る旭化成エレクトロニクス製「VELVET SOUND AK4497EQ DAC」を搭載。サンプリングレートは最大PCM 32ビット 384キロヘルツ、DSD Native 256に対応。ダイナミックで高解像度の音質を再現する。

　USB段にはLDO超低ノイズ定電圧ICを用いたグラウンドカットのアイソレート回路構成とし、パソコンからのノイズ流入に配慮した。

　アナログ電源部には、オーディオ専用でソース機器用（小容量）に新規開発された、ニチコン社製の電解コンデンサー「響一（ひびきいち）」を搭載。電源を別筐体（きょうたい）とし、トランスからのノイズを完全に遮断することで、繊細な音質と空間表現を実現する。

　スペックのアンプで培った響きの美しい天然木を用いた底面構造を採用。ウッドスパイクには北海道産のイタヤカエデを使用し、中央部にヒッコリーを埋め込んだハイブリッド構造になっている。接地面は球状になっており、筐体全体を点で支えることで「音楽を奏でるボディーの構造」を実現している。