2021.06.09 NTNが耐水素脆性軸受を開発水素起因の早期破損を防止

水素脆性寿命試験結果

 NTNは、新規鋼材と特殊熱処理技術の組み合わせにより、水素に起因する軸受の早期破損に対して、同社標準軸受と比較して3倍以上の長寿命化を実現した「耐水素脆性(ぜいせい)軸受」を開発した。

 自動車分野では、100年に1度の大変革といわれるCASEへの対応が重要な課題。また、市場では電動化を背景に、動力伝達装置のさらなる高効率化が要求され、装置内の潤滑油量の低減、低粘度油化など、軸受には、より過酷な潤滑条件への対応が求められている...  (つづく)