2021.07.14 【LED照明総合特集】オーデリック無線照明制御システム

ブルートゥースで照明とつながる音声リモコン

音声リモコン追加、特別な工事なしでタッチレス操作実現

 オーデリックは、ブルートゥースを使った無線照明制御システム「コネクテッドライティング」に、音声リモコンを追加し、タッチレス操作を提案していく。

 同社は6月、ブルートゥースモジュールを内蔵し、コネクテッドライティング対応の照明器具と1対1でつながる音声リモコンを発売した。「コネクト」というウェイクワードの後に、「電気つけて」「暗くして」などの指定ワードを発することで、音声操作ができる。コネクテッドライティング対応の照明器具を導入していれば、音声リモコンをコンセントに挿して設置するだけで使え、特別な工事は不要だ。

 複数台を制御する場合は、別売りのブルートゥースリモコンに4シーンまで登録可能で、シーンに合わせて一括制御ができる。これまでもスマートスピーカーと連携した音声操作は可能だったが、自社開発した音声リモコンで、より使い勝手と導入しやすさを高めた形だ。

 コロナ禍のタッチレスニーズの高まりに対応し、赤外線センサーを内蔵し、自動で点灯・消灯する照明器具のラインアップも強化。玄関ポーチや廊下、クローゼット、洗面など、住環境のさまざまな用途に向けた照明器具をそろえる。配線工事が不要な、ブルートゥースで照明と連動する屋内用人感センサーもあるため、既設のコネクテッドライティング対応品を人の在・不在で点灯・消灯できる。

 太陽光発電と電気自動車(EV)、蓄電池を制御できるニチコン提供の「トライブリッド蓄電システム」と連携した「ZERO ENERGY CONTROL」も展開。コネクテッドライティングの一環として照明器具とも連動し、エネルギーの効率的な利用にも注力している。無線照明制御を軸に多彩な提案を進めている。