エコキュートに買い替え需要

　家電住まいる館YAMADA幕張店（千葉市花見川区）は、エコキュートの買い替えが増えている。ファミリー層の来店が多い利点を生かし、リフォーム売り上げの拡大にもつなげている。

　秋本寛之店長は「当店の客層はファミリー層が多い。家電以外の商品提案にも力を入れており、販売にもつながっている」と話す。

　周辺には戸建て住宅もあり、エコキュートを中心に買い替え需要が動いている。2フロア構成の売り場の1階には、オール電化を含む広々としたリフォームコーナーを設置し、住宅に関わる来店客のさまざまなお困り事に対応している。

　2018年3月に「家電住まいる館」として、家具やインテリア雑貨、リフォームなど快適な住空間全体を提案できる店舗に生まれ変わった同店。リフォームに限らず、家具やインテリア雑貨の販売も着実に伸びている。電動ソファに代表される家電量販店らしい家具も、大画面テレビの前に展示して提案に注力している商品のひとつだ。

　秋本店長は「家具を購入しに来るお客さまも増えた。提案に力を入れてきた、当店ならではの電動ソファも売れるようになってきた」と手応えを語る。

　オール電化では、ガス機器からの買い替えだけでなく、初期に購入したエコキュートやIHクッキングヒーターからの買い替え需要も引き合いが増えており、今後もほかのリフォーム商材と合わせた提案を強化していく考えだ。