2021.09.01 コロナ禍で調理家電が進化ニーズ多様化、開発競争も激化
「フルスペック」ではなく、「マイスペック」を訴求するパナソニックの「ライス&クッカー」
新型コロナ禍で巣ごもり需要が続く中で、調理家電の進化が止まらない。パナソニックが9月に発売するIoT炊飯器「ライス&クッカー」では、初めから機能を〝盛りだくさん〟にするのではなく、専用アプリケーションから三つの炊飯コースを選んで本体に登録できる製品に仕上げている。「ほったらかし家電」として普及が進む電気圧力鍋でも、おいしさを追求した特許出願技術でシロカ(東京都千代田区)が差別化を狙う。調理家電を取り巻く技術開発がますます活発になってきた。
... (つづく)