2021.09.15 東大生産技術研、気象予報精度向上へ新手法水の同位体に着目
水蒸気同位体比のデータ同化による影響を示した図(提供=東大)
東京大学生産技術研究所は14日、東大の研究室が中心になって、気温や風速の予測精度を改善させる新たな手法を開発したと発表した。大気中の水蒸気同位体比のデータを、衛星のセンシング技術などを活用して収集・分析するもので、世界で初めての実証という。今後、衛星による観測データ数の増加や大気モデルの性能向上を図り、近年問題になっている線状降水帯の予測精度向上などにもつなげる考えだ。
気象の予報精度向上を巡っては、センシング技術や分光技術... (つづく)
続きは無料会員登録することで
ご覧いただけます。