2021.10.29 【次世代自動車用部品特集】ホシデン超低反射タッチパネル 外光反射率0.4%を実現
ホシデンは、タッチパネルやコネクター、マイクロホンなど、各種自動車用電子部品を提供している。
タッチパネルは、業界最高クラスの外光反射率0.4%を実現した「超低反射タッチパネル」を開発した。従来品で使用していたITOセンサーに代えて、超低反射黒化Agメッシュセンサーを採用、カバーガラスの光学設計の最適化を進めて低反射を実現させた。
さらに、28インチの継ぎ目のない1画面表示により、デザイン性に優れたインストルメントパネルが実現できる「ウルトラワイドシームレスタッチパネル」や、画面に触れずに操作でき、空中で触覚を得ることができる「エアフォースフィードバックタッチパネル」の開発も進めている。
車載用超小型同軸コネクターのレセプタクルは、ダイキャストハウジング構造を採用し、自動車メーカーが求める高い堅ろう性とEMC特性を両立させた。従来品体積比50%以下の小型化を進め、小径設計のプラグはφ10ミリメートルの孔を通せるため配策の自由度を向上させた。プラグとレセプタクルの嵌合(かんごう)は6種類のキーバリエーションを用意。統合ECUなど多数個使いのニーズに応えることができる。
マイクロホンは、IPX9K対応完全防水の「無音孔マイクロホンユニット」を開発した。集音用の音孔を設けずに、従来品と同等の音響特性を確保している。
ハンズフリー通話とアクティブノイズキャンセル機能を共用できる「車載用A2Bマイクロホン」は、低域20ヘルツまでフラットな周波数特性を持ち、A2Bインターフェース対応でバス接続が可能なため配線コードを減らし重量を抑えることができる。