2021.11.01 集中型から分散型へ再エネ電力地産地消 各地でシステムづくり

オリックスの発表会見では、東京大学大学院の田中准教授(左から2番目)が実証の意義などについて説明した

 再生可能エネルギーで発電した電力を地域内で活用する本格的な地産地消に向けて、必要なシステムづくりが各地で活発化してきた。集中型から分散型へと移行する電力システムに適応する仕組みを構築する。まだ初歩の段階だが、再エネの普及や付加価値の拡大に大きく弾みをつける取り組みでもある。

 福島県会津若松市の温泉旅館を舞台に11月にも実証試験を始めるのが、オリックスグループだ。東京大学大学院工学系研究科の田中謙司准教授(電力流通システム)と...  (つづく)