2021.11.17 【ET&IoT2021特集】日新システムズWi-SUN FAN活用の無線機100台の試験機紹介
ブースではWi-SUN FANを用いた無線機100台の試験機を用意する
日新システムズは、次世代スマートメーター・IoT向けの通信規格として期待されている国際標準通信規格「Wi-SUN FAN」(Field Area Network)を用いた無線機100台の試験機をメインに同社の取り組みを紹介。
会場では1月に発表した大規模なマルチホップネットワーク試験に成功した実機を展示。4小間のスペースでアピールする。
同社は2015年から京都大学大学院情報学研究科と同分野の研究を共同で推進。今年1月には、大規模な接続試験を行うための高密度試験機を開発、多段中継接続を駆使し無線機100台からの情報を一つの基幹無線機に集約し収集する試験に成功した。このほど無線機500台によるマルチホップネットワーク試験にも成功。
これまでの研究で、スマートシティーで要求される通信品質を担保していることを確認できた。
今回ブースでは「マルチホップメッシュネットワーク」をキーワードにWi-SUN FAN無線通信機能搭載のUSB基板を10台収容可能な試験機を展示。B4サイズほどの底面積上に100台のUSB基板を収容できる試験環境を卓上で構築できる。
電気・ガス・水道のメータリングなど次世代スマートメーターへの実装を推進。次世代スマートメーターの実証を卓上でできることを訴える。
ほか、稼働監視による生産効率向上・AIの活用で予知保全を実現する「IoT無線センサソリューション」やスマートファクトリーに必須の次世代通信「OPC UA」と国際標準規格「DDS」のゲートウェイソリューションなどもアピール。
19日午前10時30分には「各種LPWA無線の特性の違いと国際標準通信規格・Wi-SUN FANの最新事例および最新動向について」をテーマに、セミナーを会場で実施する。