2021.11.24 【5G関連部品・材料特集】エム・アールエフ米社製LTCC製品の販売に注力
エム・アールエフ(M・RF)は、高周波部品・機器の販売とコンサルタントを事業目的とする高周波の専門商社で、特徴を生かしたカスタマーサービスに定評がある。
同社は、米国の高周波デバイス専門メーカー、ミニサーキット(ニューヨーク州)製の、LTCCテクノロジーを利用した準ミリ波5G向けバンドパスフィルター、バラン、カプラーなどの販売に注力している。
ミニサーキットはLTCC製品の品ぞろえを充実させており、フィルターでは、準ミリ波5G向けバンドパスフィルター「BFHK-2802+」の出荷を開始した。5G n257バンドに対応。同社は、フィルターの対応周波数の多さでユーザーから好評を得ている。
LTCCフィルターのサイズは、0202~1206をラインアップする。第5世代移動通信規格5G関連での引き合いも増加している。
LTCCフィルターに加え、LTCCテクノロジーを利用したデバイスの品ぞろえ拡充にも努めており、分配・合成器(SCN・SCGシリーズ)、バラン(NCS・TNCシリーズ)、カプラー(DCWシリーズ)などを拡充中だ。LTCCテクノロジーを利用したバランやカプラーは、従来の巻線タイプと比べ、サイズやコスト面で優位性がある。さらに、LTCCテクノロジーを活用したパワースプリッターの開発も進めている。
ミニサーキットは、1968年設立の高周波部品の老舗メーカー。世界15拠点(開発センター、工場、セールスオフィス)を展開し、27製品群、1万種類以上の製品を有している。エム・アールエフは同社の国内代理店として、高い販売実績を持つ。