2021.12.01 期待高まるソーラーシェアリング炭素貯留と合わせ新事業も

宇都宮市にあるアップデーターのソーラーシェアリング施設

 カーボンニュートラル社会の実現に向け、主力の太陽光発電の適地として農地が期待されている。今秋に閣議決定されたエネルギー基本計画でも、農業と発電を一体で行うソーラーシェアリングの導入拡大が初めて盛り込まれた。平地などで適地不足が指摘される中、空いたままの農地が残っているからだ。土壌に着目した独自の普及事業に乗りだす企業も出てきた。

 再生可能エネルギー系新電力のUPDATER(アップデーター、東京都世田谷区)が11月中旬、農家向...  (つづく)