電子チケットの発券から販売、コンテンツの配信までを一元化して提供するプラットフォーム企業のZAIKO（東京都港区）は、自分の好きなクリエーターやブランドのシリアルナンバー付きNFT（Non-Fungible Token＝非代替性トークン）会員証を持つことができるサブスク型ファンプラットフォーム「ONEFAN」を14日に開始した。

　ファンは、クリエーターアカウントへサブスク登録を行うことでシリアルナンバー付き会員証明書（ONEFAN ID NFT）を取得できる。クリエーターはONEFAN IDを分析して自身のファンの熱量を可視化できる。サブスク料金は月額200円から自由に設定可能。ファン自身がプラットフォーム内でONEFAN ID NFTをアップグレードしたり、トレードで収益を得たりでき、従来のファンクラブサービスとは違う付加価値を生み出す。

　初回ローンチでは、アーティストの清春、元プロレスラーの天龍源一郎、アイドルグループのお願い‼フルハウスがONEFANアカウントを開設した。マレック・ナサーCEOは「われわれが構築するエコシステムには無限の可能性が秘められている。ファンとクリエーターを直接つなげる目的において『ONEFAN』のローンチは大事な一歩」と説明している。