2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略日本アルミット 〈紙上参加〉
「ブーストアップ アルミットスタンダード」はんだ新製品DB1-RMAとQB1
ブーストアップアルミットスタンダードの販売好調
日本アルミットは、同社製品の新たな「スタンダード」に位置付けて提供する新開発コンセプト「ブーストアップ アルミットスタンダード」のはんだ新製品を中心に、特徴ある製品ではんだ事業を拡大している。
ブーストアップ アルミットスタンダードとして、新開発の「デュアルブースト」技術を採用したスルーホールはんだ付け用やに入り糸はんだ「DB1-RMA LFM-48」(フラックス名+合金名)と、フラックスの活性力を瞬時に活性ピークまで導き出す即効性を実現する新開発の「クイックブースト」技術採用のやに入りはんだ「QB-1 LFM-48M」(同)を市場に投入して、好評を博している。
DB1-RMA LFM-48のデュアルブースト技術は、「速効性」と「遅効性」の2種の活性成分を組み合わせ、2段階でぬれを促進させる新技術で、新活性剤の開発により、JIS-AA級の少ないハロゲン含有量で2段階の活性を生み出すことを可能にした。
ブースト1で速効性活性剤が働き、初期ぬれを促進。ブースト2でスルーホールのヌレ上がりを促進し、抗ブリッジ効果をもたらす。この技術により、熱容量の大きい基板や、リフロー後の酸化した基板のスルーホールへのはんだ付け性が大幅に改善し、同時にはんだ付け時間の短縮にも成功にした。
QB-1 LFM-48Mは、素早くはんだがぬれが広がるため、手作業・自動機を問わず作業時間の短縮が可能となる。従来のはんだではぬれ始めが遅いために、こて先にフラックスが爆発を起こすはんだ溜まりの現象が見られたが、QB-1はクイックブースト技術により、はんだ溜まりができにくく、このようなフラックス飛散やはんだボールの発生が少ない。