ICタグなどを使って商品を管理するシステムは、様々な業界に広がっている。タイヤ業界向けでも、RFIDと呼ばれるモジュールを開発する動きが活発。物流管理だけでなく、リサイクルにも役立つほか、自動運転などに対応し、タイヤの状態を把握して快適な走行につなげる、といった可能性もある。

　村田製作所はミシュランと共同開発した、タイヤ内蔵用モジュールを、東京ビッグサイトで先ごろあった展示会で披露。来場者の関心を集めた。走行時の衝撃や埋め込み時の負荷にも耐えられるのが特長。今後、業界標準をめざす取り組みが注目される。心無いユーザーの不法投棄も防ぐなど、環境負荷を減らすのにも一役買いそうだ。

（7日付電波新聞・電波新聞デジタルに詳報します）