2022.02.07 ミネベアミツミ、13%増収 電子機器など好調4~12月連結
ミネベアミツミの2022年3月期第3四半期(21年4~12月)連結決算は、売上高が13.2%増加。営業、税引前利益とも7割以上増えた。
セグメント別では、機械加工品事業はボールベアリングがデータセンター向けサーバー需要が堅調なことから、ファンモーター向けなどが好調。ただ、航空機関連の需要減があった。
電子機器事業はHDD向けが好調なほか、車載向けモーターの需要が増加。また、ミツミ事業は半導体デバイス、カメラ用アクチュエーターをはじめ光デバイスなどが好調だった。ユーシン事業も自動車の生産回復に伴って自動車部品の需要が回復し、産業用機器部品も農機、建機向け需要などが好調に推移した。
収益力のさらなる向上のためのコスト削減や製品の高付加価値化、拡販などの取り組みが奏功した。
通期連結業績予想は、半導体デバイス、光デバイス、ボールベアリングなどの堅調な需要が見込まれることから、上方修正した。配当も上方修正を見込んでいる。