2022.02.10 スピニングの一発成功を支援産総研が新技術、素材現場のDXに期待

 産業技術総合研究所(産総研)は、1枚の金属板から立体形状に成形するへら絞り(スピニング)加工で、狙い通りの形状を一度の成形で実現する加工技術を開発した。人工知能(AI)を活用し、少ない学習データで、ローラーの最適な動作経路(パス)を瞬時に決定。試作時間を大幅に短縮する。加工条件の決定支援ツールとして素材関連現場などのデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)につながると期待される。

 スピニング加工は、回転する金属...  (つづく)