2022.02.21 日立がジョブ型人事制度へ転換加速一般社員に拡大、7月以降に

春闘で要求書の提出に臨む日立製作所労働組合の半沢美幸中央執行委員長(右)と日立の中畑執行役専務(提供=同社)

 日立製作所は、職務内容を明確化して最適な人材を配置する「ジョブ型」の人事制度の適用対象を管理職から一般社員へと広げる具体的な計画を示した。7月以降に順次導入する。同制度を通じて組織や個人から意欲と能力を最大限に引き出し、グローバルな成長につなげたい考え。本格化した春季労使交渉(春闘)でも論点の一つになりそうだ。

 ジョブ型は、各ポストや各職種で求められる能力や資格、経験などを「ジョブディスクリプション(職務記述書)」に明記。こ...  (つづく)