家電製品の開発が近年大きく変化してきた。今まで付加価値の高い製品とは、一般的に多彩な機能が盛り込まれる多機能家電のイメージだが、今や購入当初は基本機能だけで、後から必要な機能だけを追加できるという製品が登場している。

　多機能であってもユーザーが最後まで使わずに終わる機能があるのは無駄なだけだ。今までのような機能開発競争に終始するのではなく、改めてユーザーの視点で、何が本質的な価値になるかを考えて開発に取り組もうという方向に変...　　(つづく)