2022.03.07 FUJI豊田事業所に工作機械のショールーム最先端の複合加工機など展示

マシンツールのショールーム

 FUJIは、マシンツール(工作機械)事業の拠点である豊田事業所(愛知県豊田市)にショールームを開設した。同社の最先端工作機械や技術を紹介する場として常設する。

 主な展示製品は複合加工機GYROFLEX、横型NC旋盤TN300Ⅱ、モジュール型生産設備DLFn、正面2軸旋盤CSD300Ⅱ、対向2軸旋盤ANW35、電子部品実装ロボットNXTR-Sモデル、小型多関節ロボットSWなど。

 GYROFLEXは、工作機械の切削や自動化における高い技術を集結させた複合加工機で、ロボットを標準搭載しているほかツールマガジンに40本の工具が収納できる。

 横型NC旋盤TN300Ⅱは、スタンダードな横型NC旋盤で、高いコストパフォーマンスと優れた熱変位性能を備える。

 高い剛性を保ちながら、熱変位を最小限に抑えたヒートバランシングベッドは、熱の影響による寸法変化が最小限となるよう設計している。モジュール型生産設備DLFnは、各種機械モジュールや装置モジュールを規格化したプラットフォームに搭載し、生産ラインを小さな工場に見立てた「ミニチュアファクトリー」を実現した。

 同社の主力事業であるロボットソリューション事業の製品も展示し、「FUJIスマートファクトリー(FSF)」のプラットフォームNXTRのフィーダー交換がマニュアルでできるNXTR-Sモデルや、水平多関節(スカラ)ロボット「SmartWing」も展示している。

 新型コロナウイルスの感染防止を徹底し、受け付け、商談ブース、そのほか対面で会話が予想される所にはアクリルパネルを設置するなど、ソーシャルディスタンスを保った会場レイアウトになっている。来場は少人数の完全予約制にしている。