2022.03.17 スカパーJSAT日本初の「さわれるVR握手会」開催
スカパーJSATは、慶応義塾大学発のリアルハプティクス(触覚伝送)を用いた遠隔リアルタイム握手会の体験を物理的な接触をすることなく提供する日本初の「さわれるVR握手会」を開催し、リアルな握手会再現に成功した。
同社は、多様なカテゴリーでファンに放送・配信を通じてコンテンツを提供するだけでなく、放送・配信外でも新たな体験を届けるべく、さまざまな企画を行っている。
今回、コロナ禍で推し活動が制限されているアイドルファンに対し、16日に開催した音楽イベント「スカパー!アイドルフェス ~Think of SDGs!~」で、実際のアイドルが離れた場所にいながら、まるでファンの目の前にいるかのようにリアルタイムで握手の触感を交換、会話ができるという新しい形の握手会の体験を開催。触覚を伝送できる技術リアルハプティクスとVRゴーグル越しにリアルタイムで対面ができる「360°ライブストリーミング」を組み合わせることで実現。
リアルハプティクスは、人の力加減や物の感触を正確に遠隔地に伝送できる制御技術で、力センサーを使わずに位置や速度、力のデータ化と統合制御を実現。感触の伝わる遠隔操作、感触や動作の可視化・分析、繊細な力加減をする自動化、感触の再現・VRを実現する。
360°ライブストリーミングは、360度カメラで撮影した動画と音声を同時配信する技術。撮影場所から遠隔地にいながら、VRゴーグルなどのデバイスを通じて、まるで撮影場所にリアルタイムにいるような体験ができる。
この企画は、同社が特定したSDGs(持続可能な開発目標)の九つ重要課題テーマの取り組みの一つ。リアルハプティクスやメタバースのようなテクノロジーと同社が築いてきたエンタメ資産を掛け合わせることで、今後も次なるエンターテインメントの創出に挑戦し、スカパー!だからこそできるエンターテインメントを提供し続けていくとした。