2022.03.25 【関西エレクトロニクス産業特集】スワロー電機主力の電源トランスなど事業好調
サービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」
スワロー電機は、10VAの小型から300KVAの大型まで、自社供給できる電源トランスを主軸に、電源装置、 低周波治療器と合わせた3事業で順調に業績を伸ばしている。
主力の電源トランスは、独自開発の保護等級IP2X対応のねじアップ式フィンガープロテクト端子台を採用した「IP2X対応トランス」が、保護カバーやねじを取り外す手間がなく、圧着端子を入れて締めるだけで作業を完了できるため、結束時間を従来の5分の1に短縮。感電防止用保護カバーも不要でロングセラー商品。
制御盤内や計装盤内の主電源用電源トランスにAC100V出力コンセントを付け、盤内のAC100V出力需要に対応。超高輝度LED、サーキットプロテクターも付けた一体型のサービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」を2015年に発売。盤内で電気ドリル、はんだごて、パソコンなどが使用でき、盤市場で根強い支持を得ている。
19年には業界初のブレーカー付き電源トランス「LBシリーズ」をラインアップ。トランスの1次側にブレーカーを装備、2次側の負荷装置とトランス本体の保護を可能にした。トランス2次側に青色LED通電表示を設け通電状態が確認できる。