東日本大震災から11年となる今年、再び電力不足の問題が浮き彫りになった。国を挙げてSDGs（持続可能な開発目標）に取り組む中、17の目標の一つ、クリーンなエネルギーを安定供給することには課題を残したといえる。改めて電力供給について考える必要がある。

　21日夜、政府は東京電力管内の1都8県に「電力需給逼迫（ひっぱく）警報」を初めて出し、翌22日には東北電力管内の東北6県と新潟県にも発令した。警報は東日本大震災で電力不足になった...　　(つづく)