2022.04.07 日立ハイテク、切削加工設備の剛性診断機械特有のくせ数値化サービス
少子高齢化を背景に技術継承や労働力不足が課題となる中、日立ハイテクは今月、切削加工設備の診断サービスを提供開始する。
国内製造業を対象に、工具のたわみや接続部変形の度合いに関係した主軸の剛性値(変形しにくさ)を診断して、機械特有のくせを数値化する。
測定数値には日立製作所の研究開発グループによる独自のアルゴルズムを適用。技術者が何度も微調整する必要があった数値制御による加工時に用いるNCデータを最適化する自動補正サービスも提供する。
従来、剛性値は熟練者の経験に基づいて設定していた。剛性診断サービスにより加工機に合わせた最適な加工プログラムが作成できる。
加工精度の向上や加工条件の改善、リードタイム削減につながることが期待される。
(4月8日付電波新聞で詳報します)