2022.04.12 バイオマス発電事業東京ガスは仙台市で参画、大手商社系、5件目
東京ガスは、グループの再エネ事業への投資などを管理する100%子会社、プロミネットパワー(東京都港区)が、住友商事グループなどが共同で計画を進める仙台港バイオマス専焼発電事業に参画すると発表した。東京ガス側が持ち分25%を取得する。
発電事業は仙台市宮城野区で進められており、出力は11.2万kW。一般家庭約26万世帯の年間使用量に相当する発電電力約7.8億kWh。2025年10月の運転開始を目指している。燃料には輸入木質ペレットのほか、国内材も積極的に活用する予定だ。
事業への出資は住友商事グループが50%を持ち、ほかに北陸電力(25%)も加わる。20年夏に住友商事側から打診を受けて検討を始め、このたび合意に至ったという。
東京ガスグループは20年3月、バイオマス発電事業に宮城県石巻市(出力7.5万kW、持ち分34%)で本格参入。以来、富山県高岡市(同5.2万kW、同100%)、千葉県市原市(同7.5万kW、同100%)、香川県坂出市(同7.5万kW、同15%)に続く5件目となる。