2022.04.22 素粒子活用し「気象津波」観測東大・NECなどのチームが成功

観測の進む東京湾(提供=東大)

国際的社会実装推進 防災に役立てる

 宇宙から地球に降る宇宙線が大気に衝突してできる素粒子ミュオンを利用して海洋現象を観測する研究に、東京大学や九州大学、NECなどの国際チームが取り組んでいる。海底トンネルなどにセンサーを配置できるもので、地震など以外で起きる「気象津波」の観測に世界で初めて成功した。中心となっている田中宏幸東大教授は「低コスト、メ...  (つづく)