2022.06.10 「鹿島デジタルフェア」 佐賀県鹿島市有志によるDX研究会
デジタルの魅力を伝えた
【佐賀】デジタルでの地域活性化を目指そうと佐賀県鹿島市の有志らが立ち上げた鹿島DX研究会は5月28、29日の2日間、同市内で「第2回鹿島デジタルフェア」を開催。「誰一人取り残さない」をテーマに、市民向けにデジタルを使った便利で快適な暮らしを紹介した。
イベントでは同研究会参加企業など15社がITツールを展示したほか、キャッシュレス体験コーナーも設置。マイナンバーカードの出張申請受付が行われたほか、拡張現実(AR)技術を使った塗り絵を楽しめるキッズコーナーも配置、家族連れから高齢者まで約300人が来場した。
プロジェクトリーダーを務める山本拓実さん(宮園電工DX事業部係長)は「(デジタルを)使う人に見てもらい、触れてもらう機会にはなったのでは」と話す。
同研究会は昨年10月、「デジタルの日」に合わせて事業者を対象とした第1回のフェアを開催。デジタル庁の「デジタル社会推進賞・デジタルの日奨励賞」を受賞。第3回のイベントの開催も検討しているほか、DX化による地域課題の解決に向けたプロジェクトも進めていくという。
山本さんは「鹿島は小さな街だが、横のつながりが深くフットワークも軽い。地方ならではのDXに取り組んでいきたい」と話した。