2022.06.20 アルプスアルパインと凸版がタッグ工場の「アナログ」メーターでIoT

「アナログメータ監視システム」

 デジタルメーターが増えた昨今も、目盛りを針で読む「アナログ」タイプは、工場やビルなどに多い。地下や高所、閉鎖的な空間にある場合も多く、巡回検針が負担の上、これらをIoT化しようとしても、通信が難しいといった課題がある。

 アルプスアルパインは、同社の開発したIoTソリューション「アナログメータ監視システム」で、凸版印刷との連携を発表した。双方の知見を持ち寄り、凸版のDXソリューションとのシステム連携を実現した。凸版のシステムは、排水の水位や水素イオン濃度など工場の環境データを自動収集し、分析・レポートまでできるもの。今回の連携で、アナログメーターについても、後付けで、かつ死角のない遠隔自動検針が可能になる。

 現場の環境保全や点検の作業負荷を軽減し、データの「見える化」を後押しする。
(21日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)