2022.07.08 【電子部品技術総合特集】30年に新たなけん引役となるマーケット次世代自動車、ロボット、次世代通信インフラ
主要電子部品メーカー各社に、「8年後の2030年に電子部品業界の新たなけん引役となっていると予測されるマーケット」(複数回答)についてアンケート調査を行った。
回答20社でポイントを集計したところ、最も多かったのは「次世代自動車」の95ポイント。以下、「ロボット」「次世代通信インフラ」「IoT関連」「カーボンニュートラル/新エネルギー関連」の順となった。
次世代自動車は、今後の電子部品市場の成長を支える最重要市場として、大半の電子部品メーカーが中長期視点でR&Dを強化している。
ロボットは、利便性や快適性の向上、少子高齢化社会を支える重要製品として、産業用ロボット・非産業用ロボット(サービスロボット)ともに高い成長が見込まれる。
次世代通信インフラは、30年に向け、5G応用分野の拡大とともに6Gの立ち上がりに期待がかかっている。カーボンニュートラルも今後ますます重要度が増していく。
このほか、データセンターやウエアラブル、AI関連、医療機器/ヘルスケアなど、広範な分野が中長期のR&D重点分野に挙げられている。