2日未明に発生したKDDIの大規模通信障害は、完全復旧を宣言するまでに86時間を要した。影響を受けた回線数は最大3915万回線。携帯電話で音声通話やデータ通信が利用しづらくなっただけでなく、さまざまな生活インフラに影響が出た。緊急通報も使えなくなり、社会の安全や人命も脅かされるなど異例の事態となった。

　昨秋にはNTTドコモでも通信障害があったばかり。その教訓を生かせなかったとしてKDDIは陳謝したが、一日も早い原因究明と再発...　　(つづく)